- シュールストレミングとは何?
北欧スウェーデンで大量に獲れるニシンを保存する方法として生まれた地獄の缶詰。これをシュールストレミングといいます。
昔のスウェーデンでは塩が貴重品だったようで、塩を節約しながらニシンを保存する方法として考え出されたようです。
この臭いが日本のくさやの臭いを上回るようです。
くさやの臭いを嗅いだことがある人は、想像がつくでしょう。相当です。
目次
缶の中で異常発酵
このスウェーデンで製造される缶詰シュールストレミングの原料はニシンで、開きにして少しの塩で一度容器の中で発酵させ、発酵が活発になったところで缶詰にします。
普通、缶詰はふたをしてから加熱殺菌して中の腐敗菌が死んで、ふたを開けないい限り半永久的に保存できるわけだが、この
シュールストレミングは加熱殺菌しないで、そのまま発酵する部屋にもって行きそこで発酵させます。
缶の中は空気がそんなにないため、嫌気発酵という特殊な発酵を起こしその時に強烈な臭いが生じるのです。
※嫌気発酵とは
生物が,酸素のない状態で有機化合物からエネルギーを得る代謝.アルコール発酵,乳酸発酵など
この缶詰、どこで開けたらいいの!
この特殊な発酵により、缶のなかで炭酸ガスが生じ、この圧力により容器が金属を中から盛
り上げて変形させてしまい、爆発しそうな形になります。
シュールストレミングという缶詰、不用意に開けようものなら大変なことになるようです。
実は4つの注意書きがあります。
注意1:決して家の中では開缶してはならない
臭いがよっぽどなんですね。臭気で充満してしまうので外で開缶するのです。
注意2:開缶するときは、必ず何かを身にまとって行うこと
炭酸ガスとともに勢いよく噴出し、衣服などに飛び跳ねて、服から臭気が落ちず台無しにしてしまいます。
注意3:開缶する前に、缶詰を必ず冷凍庫に入れて、ガス圧を下げてから行うこと
ここのすごいところは冷蔵庫ではなく冷凍庫に保管というからすごいですよね。
注意4:風下に人がいないか確かめてから開缶すること
ここは本当に面白いところですが、そんなにきつい臭いだということをあらわしています。
いったいどうやって食べるの?
日本にくさやもうそうですが、臭いはきついのに食べると病みつきになることは良く知られて
ますね。
シュールストレミングも同じで、食せばとてもおいしいようです。
地元スウェーデンでは、タマネギやトマトのスライス、ポテトサラダなどと一緒にパンやクラ
ッカーに乗せて食べるのが一般的のようです。
それで腸活の何にいいの?
この臭いがきつい発酵食品というのは、発酵力が高くて菌が元気だということです。
たくさんの種類の細菌が数多くいる発酵食品のほうが腸内フローラの活性化には効果的なのです。
発酵食品を食べてさまざまな菌を腸に入れてあげると、腸内フローラをより豊かにできるのです。
日本では一番食されるお味噌はやはり最高峰です。
このシュールストレミングはスウェーデンの食べ物ですが、臭いのきつい発酵食品ですので、
間違いなく腸内フローラをつくるには最適でしょう!
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さて、そうはいってもその強烈な臭いはさすがにテレビでもネットでもお伝えすることはでき
ません。
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