ニキビやイボをなんとかしたい!!ヨクイニンの効能や副作用は? 

目次

ヨクイニンとハトムギの違いは?

ヨクイニン(ハトムギ)とかっこをつけてハトムギ一体おなじものなのでしょうか。
結論から言って、同じと言っていいです。

それでは、なぜ呼び方が違うのでしょう。

ハトムギとは、イネ科の一年草で原産地はインドからビルマ(現在のミャンマー)にかけての地域で、日本へは18世紀に伝来してます。
水湿の畑を好み、水はけの悪い水田から転換した畑で作られます。

味がやや米に似てるのでインドシナ半島、インドネシアなどでは常食としている所もあり、ビスケット・クラッカーや小麦粉と混ぜてパンにしたりもします。

そして取れた実の殻のついたままの状態をハトムギというのです。

それではヨクイニンですが、
ハトムギの殻を取った種子を漢方ではヨクイニンと言っています。

このハトムギ(ヨクイニン)は、
美容と健康を意識したお茶で有名な爽健美茶とかにも入っていますね。美白・美肌効果によいとして注目されています。

ヨクイニンの効果効能は?

東洋医学でいうヨクイニンの効果や効能は、

利尿、鎮痛、鎮痙(ちんけい)、強壮作用があるので、浮腫(ふしゅ)、神経痛、膀胱(ぼうこう)

結石などに用いる。根は利尿、利胆、駆虫作用があるので、

黄疸(おうだん)、神経痛によいとされています。この考え方は東洋医学の中医学の考え方です。

代謝や血行をよくして老廃物を排出して、皮膚のターンオーバー(皮膚が生まれ変わる周期)

を正常にする効果があるといわれています。

美肌・美白・角質化を防ぎ、アンチエイジングに効果的です。

ハトムギは精米に比べて2倍以上ものたんぱく質や、約8倍もの食物繊維を含み、そのほかにも

脂質やカルシウム、鉄分、ビタミンB1、ビタミンB2などを豊富に含んでいます。

このビタミンB1は、糖質が分解できず乳酸などの疲労物質がたまって疲れやすくなり、手足

のしびれ、むくみ、動機、食欲不振といった脚気の初期症状がみられ、食欲不振、吐き気、便

秘などの胃腸障害を起こしやすいのです。

特に、

ビタミンB2(リボフラビン)は、細胞の再生やエネルギーの代謝を促す健康な皮膚や髪、爪

をつくり、成長を促進脂質の代謝、体内で過酸化脂質ができるのを防ぐ(成人病、肥満予防)

糖質の代謝(糖尿病予防)口内炎や口角炎など目や口の粘膜に症状があらわれる肌荒れ(脂漏

性皮膚炎)に効果があります。

このビタミンB2(リボフラビン)が多く含まれるヨクイニンの効能効果なのです。

ヨクイニンの昔からの知恵

おばあちゃんの知恵袋ですが、

別名「いぼころり」と言われています。

ハトムギの煎じ汁ハトムギの皮つきのものを砕いて、20gを1日量とし、水3カップで半量

になるまで煮詰め、これを3回に分けて飲みます。

イチジクの果実汁未熟な果実、葉からでる白い汁を、いぼにすりこみます。

あくまで昔からの民間療法ですが、ハトムギに効果があることを知っていた昔の人の知恵はすごいですね。

首イボやニキビが気になる人のスキンケア

現代では、このヨクイニンがクリームに入ったスキンケア商品が出ています。

イボの種類もいろいろあります。肌のアンチエイジングを考えると内服ではない方法としては

こちらの記事を参考にしてみて下さい。

この首イボを除去したい!皮膚科に行っても特に何もできないといわれた

ヨクイニンエキス散とヨクイニン末の違いは?どちらが効く?

・ヨクイニンエキス散とは

病院で処方されます。ウイルス感染による疣贅(いぼ)に使用します。ということは、老人性

イボには効果は無いということです。

通常、青年性扁平疣贅、尋常性疣贅の治療に使います。

薬局やドラックストアで売ってます。日本薬局方のヨクイニン末は第3類医薬品。生薬のみか

らなる散剤です。ヨクイニン100%です。

ヨクイニンの副作用はあるの?

昔から民間療法があるということは、ある程度万人がハトムギ(ヨクイニン)を使っても、副

作用の影響はほとんどないと考えてもいいでしょう。

しかし、処方されるヨクイニンエキス散やヨクイニン末は薬剤ですので、用法用量を守って下さい。

・かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある人や妊娠または授乳中の方はご注意ください。

※注意

漢方薬としては特に「ヨクイニン湯」はヨクイニンのほかの生薬が混合されていますので注意が必要です。

またこの他にも、滋養強壮系の市販薬などにも、ヨクイニン成分が含まれているケースも多く見られます。

市販化されているヨクイニンエキスを含む市販薬製品としては
アリンB&B(ジェーピーエス製薬)

アルフェBB(大正製薬)

アルフェEX(大正製薬)

ウィズワンα(ゼリア新薬工業)
などの市販薬が販売されておりますが、

・心臓病・高血圧症の方は要注意です。

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