鍼とお灸どちらを選べばいいの?マッサージは気持ちがいいだけ?

目次

お灸とは

まず、お灸に使う材料ですが、「もぐさ」と言います。このもぐさですが、よもぎの葉(春になるとどこにでもみかけるよく見る野草)を
よく乾燥させます。葉の裏側についている白い毛を集めて、少量をとって円錐型にひねれば「もぐさ」です。

鍼やお灸どちらもツボや経絡に働かせる治療法です。つまり、金属を使った鍼を使うか、もぐさに火をつけてツボの温熱の刺激を
与えるかの違いです。

治療の目的によってもぐさのかたさや大きさ、火を消すタイミングなどを変えていくのです。
ツボに直接のせて点火する方法は直接灸といい、しょうがやにんにくをスライスしたものの上にもぐさをのせて点火する間接灸、

体に刺した鍼のあたまの部分にもぐさをのせて点火する灸頭針とういう方法があります。

自分の母親はこの直接灸で腰に本当に大きいもぐさで熱かったと思いますが、直したい一心で我慢をして、それからというもの歩けるようになってからは、家族も本当に明るくなりました。

お灸の効果

ちなみに、鍼とお灸の使い分けに明確な規定はないのです。

お灸は熱の刺激をツボに与えて温めるものなので、冷えの症状に対して効果が高いといえます。ただし体質によっては、かえって悪い影響が出てしまうことがあり注意が必要です。

技術のある鍼灸師ならば、鍼を選択する!

腕のいい鍼灸師ならば、お灸を使わなくても鍼だけで体温をコントロールすることができるのです。

自分の母親がその腰の神経痛で病んでいた当時、鍼をうけていたとういう記憶はないので、そんなに熱くてやけど跡も残さず鍼を選択すれば良かったのにと思います。

少し違いがある指圧、按摩、マッサージ

指圧とは、

ツボを指で押して刺激する治療法です。ツボを押す、ここが肝心です。指圧はツボの位置が判れば自分でもできることが特徴です。

按摩とは

按摩の按とは押さえる、摩はなでると言う意味があります。指圧と似てますが、ツボを押したり、経絡に沿って皮膚をさすったり、もんだりする治療法となります。

マッサージとは

筋肉にはらきかけ血液やリンパの流れを促進させることが目的であり、ツボや経絡を意識して行う治療法とは違うのです。
日本国内で直接皮膚に触れて医療行為を行うには、按摩マッサージ指圧師の資格をもっていなければならないのです。○○○式マッサージと看板を出しているのは注意が必要です。

按摩では着衣の上に手ぬぐいやタオルをかけて、その上からもんだりさすったりするのです。

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