高校ぐらいまではニキビも青春の象徴といわれたのは遥か遠く昔の話ですが、現代はニキビが
あまりに多いといじめにあったりして、そのストレスによりますますニキビも増え精神的にも
苦しく、皮膚科にいってピーリングして治ったかと思うとニキビが根治していない、次はステ
ロイドの軟膏をつけて少しよくなったかと思うと、前よりひどく赤ら顔や酒さになってしまう
方、もしかしてもっと本当は根本的な原因があるかもしれません。
目次
日本の大発明 ウォシュレットで洗いすぎてませんか?
スマホやパソコンのキーボードにも無数の菌がいることをご存知でしょうか。細菌を調べる
とその人の皮膚常在菌がいっぱいついているのです。皮膚常在菌とは、人間の皮膚にすみつ
き、皮膚の脂肪を食べている細菌の種類です。そしてこれらの細菌たちその脂肪を食べると脂
肪酸の膜を作ってゆくのです。
脂肪酸は弱酸性でバリアのように病原菌がつくのを防いでいるのです。石鹸であまり皮膚を
洗いすぎると菌のうち90%がとれてしまうのです。残り10%は再び増殖し約半日もすればもと
の状態になります。
実は100%根こそぎ細菌を落とすような殺菌能力の高い石鹸や薬用は、元にもどすのに長い時
間をかけて元に戻すのです。
どういうことかというと、
肌は病原菌などに対して脂肪酸のバリアが無いため、おかされやすいというわけです。
日本が生んだ大発明のウォシュレットですが、強い水圧で洗いすぎると皮膚常在菌つまり脂
肪酸のバリアがとれてしまうため、無防備な状態で細菌感染しやすくなるのです。
これは顔の肌もおなじです。殺菌、除菌効果が強すぎる化粧品でも化粧水でも皮膚にいいわ
けがないのです。
女性の場合、ビデも同じです、女性の膣の中はデーデルライン桿菌という乳酸菌がすんでしま
すが、外部の菌が侵入できないように酸性のバリアをつくっているのです。通常ビデにつかう
水道水には殺菌作用の強い塩素(次亜塩素酸ナトリウム)が入っていますのでデーデルライン
桿菌が死んでしまうと、雑菌がものすごく増えやすくなるのです。膣炎を起こしやすい状態に
なりますので、流産や早産の危険が増えるのです。
腸活をするのであれば、腸内細菌が喜ぶことをしましょう
腸内の細菌がもっとも喜ぶものは、いろいろな細菌との遭遇にあるのです。
赤ちゃんがハイハイするときにバッチイばいきんを触ることによって、その赤ちゃんの腸内細
菌と遭遇し形成されていくのです。
あらゆる生物がはじめて持った臓器は腸だったのです。その後心臓、肝臓、腎臓、肺、胃など
を腸が作り出していったのです。
実は脳も腸から分化したものなのです。腸にはもともとニューロンの神経細胞が存在していた
のです。今でも腸は大脳に匹敵するくらいの神経細胞をもっているのです。
人類が今の脳を持てるようになったのは、腸内細菌の活躍おかげなのです。
栄養を得るために血液を腸にとられるのを防ぎ、脳に血液がいくようにしたのは腸内細菌があ
るためなのです
腸内細菌に対して人間はうぬぼれてはいけない
人類の祖先は細菌であり、今も腸内細菌によって生きているのです。
その大事な細菌を殺菌や除菌で壊滅するということは人間にとって自殺行為なのです。
赤ちゃんがハイハイして手指をなめいろいろな細菌をつけることによって、病原菌の抗体がで
きるのを殺菌効果の高いスプレーを常用していると赤ちゃんが大きくなってくるとアレルギー
性皮膚炎やいろいろな病気を抱えるかもしれないのです。
退化病 原因不明の皮膚アレルギー、ガンは人類の衰退をあらわす
現代病とも言われるがん、動脈硬化症、認知症、アレルギー疾患、関節リウマチ、潰瘍性大腸
炎など自己免疫疾患も増えています。自己免疫疾患とは自分の組織に攻撃をしかけて、体内に
炎症を起こす病気です。
うつ病や自律神経失調症、不眠症などに悩む人も増えています。
人体の機能を衰えさせる弊害、つまり「退化病」が増えているのです。しかもこの病気は先進
国に多く見られる病気なのです。
この退化病に苦しんで知る一因として、細菌と遭遇する機会が激減しているからと考えられま
す。
殺菌除菌効果の高いものを多く使うと、腸内フローラのお花畑が枯れていってしまいます。そ
の代償として退化病を発症しやすい環境を特に先進国の人たちは負っているのです。
キレイはキタナイ、キタナイはキレイ
さあ、
ここまで見ていただいた方たちはおわかりでしょうが、
根治しない赤ら顔やニキビは殺菌除菌による皮膚常在菌の死滅、腸内細菌が密接にからんでい
ると思っていただけましたでしょうか。
現代人、特に日本人は潔癖症のかたが多いのですが、これが実はあだになっている可能性が肌
にあらわれいるのではないかと強く感じます。
キレイはキタナイ、キタナイはキレイ
変なんですけれど...。
でも早く治したい、早く効果を感じたい方はコチラの記事をご参考にしてください
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