目次
そもそもお金ってなあに?
日本で初めてお金=貨幣の制度を統一したのは「徳川家康」といわれています。
金貨=小判1両の重さを決めて全国で使えるようにしました。
三代将軍家光の頃は銅貨の一文銭が作られ、一文銭4000枚=小判1両でした。
1万円札には「日本銀行券」と書いてあって、偽造防止のためにスカシが入っている券です。
ここが大事ですが、みんなが「これはお金だ」と「信用」しているのでお金として通用するのです。
物々交換は一番わかりやすい!でも現実的ではない
大昔は海の近く住んでいた人たちが、魚や貝を食べてればとりあえず生きていかれるでしょう。でも誰もがたまには山にある肉や野菜や果物も食べたくなります。
大昔はお金というものがありませんから、海の人は山に魚や貝をもって肉や野菜を交換してもらっていたわけです。
いわゆる誰もが一番わかりやすい「物々交換」です。
交換するものは食べ物だけでなく、着るものや毛皮などもほしくなったでしょう。
交換するために「仲立ち」が必要
現実的に考えれば、「物々交換」は簡単ではありません。海の人が魚を肉に交換しようと考えても、山の人が余っている肉を魚と交換する人を探さなければ
なりません。
偶然そういう人とであればラッキ-ですが、不安定です。
その不安定をなくすために、「市」(いち)ができたのですね。その集まる場所に魚や肉をもっていってその場所でお互い交換すればいいわけです。現代でも「市場」が発展しいくわけです。余談ですが、「市」と名のつく地方都市があります。4日に開かれるから四日市、10日は十日町市などはその名残です。
「市」(いち)にあつまっても、物々交換に集まった人たちが持ってきた魚や肉を米や布に交換して別のものに交換する。お米や布なら欲しがる人が大勢いるので交換しやすくなるのです。
つまり物々交換の「仲立ち」をするように米と布がなっていったのです。
お米はみんなが必要ですから、いろんなものと交換できて便利です。
しかしお米は重いし、長く保管しておくと味も落ちます。持ち歩くのに軽くて便利で長持ちするものとして、貝殻が使われたのです。
そうです。
漢字の多くにある「貝」がつく漢字は、金銭にかかわる漢字の意味が多いですね。「財」「資」「販」「貨」あげればいっぱいあります。
金・銀・銅が使われ始め、金(きん)をもとに紙幣ができる
時代を経ていくと、貝のほかに金・銀・銅が物々交換の「仲立ち」をするようになり、世界各地で金を使ったコイン(金貨)が生まれたのです。金は現在でも大量にとれ
ませんから「価値」が高いものと考えられています。
しかし、大量に金貨を持ち運ぶにも、遠くの町や村に持ち運ぶのにだんだん不便さを感じ始めて、運んでいる途中で山賊や海賊に襲われる危険もあるわけです。
そこで生まれたのが「約束手形」です。これをもっていれば「金」(きん)と引き換えできますとういう約束した書面となったのです。紙きれ1枚ですから、かさばらず外から見れば大金を持っているようには見えませんね。
この約束手形を受け取った相手は、いつでも必要なときに手形を渡して金(きん)と交換できたのです。
つまりこれが「紙幣」(お札)の始まりなのです。
これでBさんには反物が手に入りました。
そしてCさんは、
Cさんこれは間違いなくワシが書いた約束手形に間違いない。うむ、それではこの「金」と交換しよう。(手数料が手に入る)
Aさんが当時で言う「両替商」(りょうがえしょう)。その手数料を元手に人に貸して利息という手数料をもらって大きくなっていったのです。
つまり銀行の始まりです。
・
・
・
・
言う感覚がまだあるよね。
金(きん)と交換できるお金(紙幣)日本中央銀行が生まれる
「兌換紙幣」(だかんしへい)いつでも約束手形を盛ってくれば金(きん)と交換できますなどと、各銀行に金(きん)と交換できる兌換紙幣を銀行がたくさん発行してしますと、この次はお客が、金(きん)に交換してと殺到しはじめたら、そんな「金」をもっていない銀行はつぶれます。
そうすると銀行に信用がなくなっていきますから、自分の持っている約束手形が価値の無い紙になってしまいます。
こんなことが起きないように、国の政府がこの国で兌換紙幣を発行できるのはひとつの銀行だけと決めたのです。これが銀行の銀行、つまり日本銀行というわけです。国がコントロールしているわけですね。
これで「日本銀行券」であれば商品の売り買いが安心して通用するのです。わざわざ金(きん)に交換しなくてもよいということです。
ものの値段はどうやって決めてるの?
「だいたいこのくらいの値段だろう」と思っている金額より安ければその商品の値段は安いということになります。
しかし人によってはこのレベルでこの値段は高いよと思う人がいれば、その商品は高いのです。
その商品を実際使ってみて、直ぐ壊れたり、1回洗濯したら短くなってとても着れなかったり、ゲームソフトがつまらなかったりすれば高い買い物だと思いますよね。
つまり、商品の値段は「需要と供給」の関係できまる。欲しい人が多ければ商品の値段は上がり、少なければ下がる。商品の数が多ければ値段は下がり、
商品の数が少なければ値段は上がるという関係ですね。
それじゃ仮想通貨ビットコインって何?
・ビットコインは実際に目に見える先ほどの「日本銀行券」のお札や硬貨ではない。
・インターネット上でシステムがコインという概念があるだけ
・1BTC(ビットコインの単位)
・ビットコインの口座を作成してやり取りする
・ビットコインアドレスは文字列、QRコードを使う。
・まずビットコインは世界どこでも使える通貨なのです。円は日本でしか使えません。
・海外送金の手数料が安くてスピーディに送れる。留学している子供に送金するときにいいです。
その価値は市場によって変わるのです。ここは為替とおなじですね。